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べるばら45

一昨日、東京国際フォーラムで上演中の「ベルサイユのばら45」を観て来ました。

もんぶらんのベルばらとの出会いは、NHKが放映した「宝塚ベルサイユのばらアンドレとオスカル」だったものですから、懐かしくて胸がきゅんきゅん泣きました。

小学生時代、我が家は何げに漫画禁止令が敷かれていたので、あまり漫画に親和性がなかったこともあり、同級生が「オスカルさま~!」と騒いでいるのは知りながら、興味を引かれることなく過ごしておりました。

病院の待合室で時々漫画は目にはしていましたが、週刊マーガレットをたまたま手にした時のベルばらは何とルイ15世が天然痘で亡くなるシーンの回。その頃、楳図かずお先生や、つのだしろう先生など、小学生でも見るような雑誌にホラー漫画が花盛りだった(ような気が)ので、ベルばらもとんがった睫毛の人が出る不気味な漫画という認識をしていたのです。

もうね、うしろの百太郎とか、めっちゃ怖かったしね。怖い漫画は特に遠巻きにしていましたが、ある日TVで宝塚を観て。目から鱗、と言うか、人生開眼しちゃったと言うか。

ベルばらってこんな話だったのか!と世界がひっくり返ったのでした。後に原作を全巻手に入れて、宝塚よりは原作の方に傾倒していくようになるのですが、その後も時々放映されれるNHKの舞台録画をカセットテープに録音して、暗記するまで擦り切れるまで聴いたものです。時代でしょ。

安奈淳さんの声が素敵で、原作ににはなかった「アンドレ膝を貸せ、少し横になる」というセリフが何故かツボで、カッコよくて。その後は麻美れいさんがまたカッコ良くて、惚れてしまって。けれど、男性目線の脚本に違和感を覚え、脳内で書き直すことを始め。…今とやっていることが同じなところが自分でもフォローに困ります。


そんなベルばらことはじめがありましたので、やはりベルばら四天王(榛名、安奈、鳳、汀)には格別の思い入れがあります。ベルばらパイオニアですしね。

一昨日見たマチネ公演に出演された四天王は、榛名由梨さん、汀夏子さんのお二人でした。年齢を感じさせない歌唱力と存在感には感動通り越して胸が一杯になりました。そして圧巻は初風淳さん、初代マリー・アントワネット。御年77歳ですよ!何の心配もなく聞ける堂々のソプラノを披露してくださいました。

あのお年であのソプラノ!圧巻!などと感動してしまうところが、すでに「年を取れば衰えるもの」という思い込みに捕らわれている証拠ですよね。年齢を言い訳にしてはいけません、と軽く諫められたような、心地よいショックを受けて帰りました。

大御所の後には本日の日替わりの歴代オスカルさまとアンドレ、アントワネットさまのフェルゼン伯、入れ替わりながら名場面を見せてくれました。もんぶらんは宝塚のコアなファンではないので、お顔と名前が一致しない元ジェンヌさんもいましたが、皆さん退団後も舞台でそれぞれの得意分野で活躍されている方が殆どだからでしょうか。

かなり宝塚現役時代とは雰囲気が違う。特に、宝塚独特のセリフ回しが自然なセリフになっている。現役時代は少々大げさに振りつけられていたであろう身体の所作もとても自然、それなのに、表現力はむしろ洗練されている。それでいて、男役、娘役の型はきちんと再現されている。凄い。

現役の専科の生徒さんが二人出演されていたのですが、その専科のお一人のセリフが妙に異質に聞こえたほどです。

ベルばらのことはじめが宝塚だったもんぶらん、もう1~2回くらい日替わりで入れかわる出演者を追いかけ観たかったですが、めったに取らない平日休みを取って、過去と現在の時間旅行を楽しんだのですから良しとしましょう。

ちなみに、写真は一緒に観劇した友人にプレゼントしたアイシングクッキーです。職場の近くに、スウィーツを全て手作りしているカフェがありまして、そこの店長さんの作るアイシングクッキーの緻密さは職人芸なのです。

注文でケーキや焼き菓子ギフトなど請け負ってくれるのですが、ケーキ屋さんのように決まったメニューはなく、一つ一つお客さんの注文に応じて製作するのです。もんぶらん家も娘の誕生日にケーキを注文しました。フルーツタルト系、フィリングはカスタードで、名前入りのアイシングクッキ―乗せて、みたいに好みをひとつひとつお伝えすると、可能な限り応じてくださいます。お菓子教室も定期開催していて、アイシング教室は大人気だそう。

そこで、ダメ元で「オスカルさま、三頭身キャラならできませんか?」と頼んでみました。そしたら、「試作してみて、充分なクオリティのものができそうならお受けします。少し時間をください」と仰られまして。

恐縮したもんぶらんは「手間がかかり過ぎるようなら、シンプルな薔薇のモチーフと文字だけで十分ですから、無理のない範囲でお願いします!」と頭を下げました。そしたら店長さん「わかりました、できるかできないかは当日のお楽しみと言うことでお願いします。オスカルさまを同じクオリテイで複数作るのは難しいかも知れません」ということでした。そして当日、受け取りに行きましたら見て下さい!やってくれました、店長さん!

オスカルさまを複数作るのが難しければ、ひとつでも大丈夫。見事オスカルさまを引き当てたら大当たり、ということにしますし、みなさんオトナですからオスカルさまをめぐっ骨肉の争いはしないはずです、多分、とお伝えしてあったのですが。

3セット、オスカルさま+ロゴのギフトを作ってくださいました!店長さん、多くは語らなかったけれど、どれだけ試作と練習を重ねたんでしょう。しかも、1オーダーづつ個別につくるのです。もう2度とつくることのないこのオーダーのために!

もんぶらんは、今後会う人会う人にここのカフェを宣伝しようと心に誓ったのでした。自分軸で仕事する人の在り方は、華やかな舞台の上であろうがなかろうが、おなじだけ素敵なんですね。もんぶらんも、そんな風に仕事できるようになりたいものです。
2019/02/07(木) 00:46 ベルばらTOPICS 記事URL COM(0)
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