聖夜に降る音 はじめに ★New★だけど再掲   ☆

2025/12/22(月) Hoel de Jardjais様 掲載作品 2
こちらは2003年のクリスマス、まだ黒い瞳亭をオープンする前に、Hotel de Jardjais様に掲載して頂いたものです。原作はほぼ暗記する状態まで繰り返し読んでいましたが、いかに二次創作とは言っても「書く」視点はまだまだふんわりとしていた時期の作品です。

書く側の視点で見ると、原作にはない隙間設定を明確にする必要があるのですが、この作を書いた時は王宮警護のフランス衛兵隊隊長が、ノエルを自宅で祝えるはずがないことにまだ思い至っておりません。オスカルさまは、准将でえっら~い隊長様ですから、部下に任せてしまっても良さそうですが、彼女の性分でそれはないでしょう。

それにジャルパパは近衛連隊長です。王族が揃ってミサに出席するイブに、同席しないなんて考えられません。

ですから、ノエルを家族で祝うという設定は今ならあり得ないですけれども、当時はそんなこと全く考えていなくて。どうか大目に見てやってくださいまし。

初出の時は、終盤でOAが英語で歌の掛け合いをしていました。アンドレの歌に、即興で当意即妙の韻を踏んだ返しを放つオスカルさまを表現したかったのですが、日本語だと韻が弱くなるんです。フランス語でできたら最高なのですが、もんぶらんにはそんな芸当は無理。

で、英語でやってみたのです。けれど、今年『劇場版ベルサイユのばら』一回目の鑑賞した時、劇中歌の英語部分にめっちゃ違和感を感じたものですから、この『聖夜に降る音』を再掲するに当り、英語は排除したいと思いました。

今の時点ではまだ、英語で書いた部分を書き直せていないので、どうなるかわかりません。でもこのお話は、クリスマス前に是非出したいので見切り発車します。25日までに書き直せるかどうか、かなあり不安ですが、間に合わなくてもクリスマス気分が味わえる作品だと思いますので、お楽しみ下さると幸いです。申し上げるまでもないですが、暁シリーズ始め、その他のお話との関連性は全くないパラレル世界です。

そうそう、2003年のクリスマス、Hotel de Jardjais管理人のまあさまが、まだノエル企画をする計画を打ち出す前に、「ノエル企画やりませんか~?こんなの書きましたけど、どうですか?」と図々しく押しかけた記憶が・・・。思い出すのも恥ずかしい厚顔振り。

寛大なるまあさまに、心よりの感謝を捧げます。

WEB CLAP



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