11月23日から26日までお泊り研修に行って来ました。その内容は超パワフルだったのですが、今回はそれよりも会場になった宿泊所が素晴らしかったのでそのことをちょっと。

場所は飯綱高原。そこでは完全自然栽培という有機栽培よりももっとストイックな農法で野菜を作っていて、広い傾斜面の白樺林の敷地にキャンプ場のように宿舎がいくつも立っています。朝は眼下に雲海が広がります。

完全自然農法とは、その地の素材を永久に循環させる農法。無農薬なのは勿論、有機肥料も使いません。有機肥料と言っても動物性の成分が混入していることが多いからだそうです。林の落ち葉、雑草などその土地で生まれたもので作った堆肥だけを使用して作物を育てます。

そこで取れた野菜とお米でとても優しいお料理を出してくれます。豪華な食材はありません。地元の卵はふんだんに使いますが、動物性食材はその卵と魚だけでした。鮭が多かったけれど、それがどこの鮭かは聞くのを忘れました。

そして、そこで働くスタッフは従業員ではなく、引きこもりやニート、鬱などで社会の枠に合わせることに疲れてしまった若者が、規則正しい生活と運動、食事、仲間との協働などを通して自己を再生するプログラムの一環として働いています。

ですから、プロの接客とは違います。むしろ、姿をあまり現さない形で早朝に掃除したりしていました。その彼らが、宿泊客に歌と和太鼓の合奏と、踊りを披露してくれる夜がありました。それが、すごく魂を揺さぶるような演技なのです。

太鼓の音は昔から邪気を浄化すると言われていますが、20人ほどの塾生(と呼ばれています)の息の合った太鼓と合いの手の演技は圧巻であると同時に、文字通り心に直接響くものがあり、聞いていた宿泊客は涙ぐまずにはいられなかったほどです。

踊りは南中ソーラン節。もんぶらんは知りませんでしたが、今運動会で5年生くらいで踊るそうですね。それが、全員出し惜しみ無しの全力投球で、これもまた見てて泣けました。

後で聞いたのですが、このパッフォーマンスは彼らが自主的に始めて、宿泊客が望めば客がたった一人でも全力で行うのだそうです。ですから今では練習というものはなく、本番が練習でもあるのだとか。

この宿泊所兼研修所兼自然療法クリニックは『水輪』と言います。

オーナーで代表の塩沢夫妻に、45年ほど前に生まれた娘さんに重度の脳性麻痺があったことが始まりでした。生まれた娘に最善の環境と療育を与えたい、そのために無農薬の野菜を手に入れたい、でもどの無農薬を歌う野菜もコメも夫妻の求める水準に達していませんでした。

それならば、自分たちで栽培しよう、と今度は野菜栽培と娘さんが暮らすのに空気と水がきれいな理想的な場所を探し求め、見つけたのが飯綱高原にある水輪であったそうです。そこでたった二人で畑を開墾し、家を建てたのが今の『水輪』の始まりでした。

その娘さんは今でも『水輪』の一棟に住んでいて、前述の塾生がチームでお世話をしています。『水輪』は全てこの娘さんを中心に回っているのです。興味を引かれたら、是非お取り寄せ野菜パックを通販(11月まで)されてますので、お試しを。もんぶらんは来年の春から野菜を買ってみようと思っています。

そんな場所で4日を過ごし(ストーンサークルもふたつあるんだよ!見た目はとっても地味~なんだけど)充電して帰宅!したのですが・・・

後半へ続く!
2018/12/04(火) 23:37 雑記 記事URL COM(0)

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