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「マリー・アントワネットの暗号: 解読されたフェルセン伯爵との往復書簡 」なる書籍が河出書房新社から8月25日に刊行されることをベル友から教えてもらいました。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E6%9A%97%E5%8F%B7-%E8%A7%A3%E8%AA%AD%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3%E4%BC%AF%E7%88%B5%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%BE%80%E5%BE%A9%E6%9B%B8%E7%B0%A1-%E3%82%A8%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC/dp/430922735X

著者はエブリン・ファーというイギリス人。何か聞いたことのある名前だと思ったら、2年ほど前に旧「黒い瞳亭」のBBSで話題に挙げた本の著者でした。「ルイ・シャルルともう一人の亡くなった次女の生物学的父はフェルゼン伯だった?」という衝撃的なタイトルで紹介されていた日本語未訳の新刊本についての記事を発見したので話題に挙げたのでした。どうやら、その本が2年の時を経て日本語訳されて発売されるみたいです。

この記事です。まだ残っていましたのでリンク貼りますね。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-3380115/Secret-love-letters-reveal-Marie-Antoinette-s-daughter-Sophie-illegitimate-love-child-Swedish-lover.html

で、この本。4千円以上するので、いかにオタクであっても買うか買わないか迷うところではないでしょうか。記事を読むと何だかね、思わせぶりな記事なんですよ。どう思います?ちょっと翻訳してみましょうか。

*********  以下翻訳  ************

マリー・アントワネットの4人の子供のうち、2人の子供の父親は20年恋人関係にあったスウェーデン人外交官だった。 秘密のラブレターが暴かれる。

• マリー・アントワネットはスウェーデン人伯爵、アクセル・フォン・フェルゼンと20年に及ぶ恋愛関係にあった。
• ソフィ―とルイ・シャルル双方とも伯爵の子供であると言われている。
• イギリスの歴史家、イブリン・ファーはその証拠を見つけるためにヨーロッパ中の文書を横断的に掘り起こした。
• マリー・アントワネットとフェルゼン伯爵はその情熱的な想いを手紙で綴っている。

初めて発表された秘密の手紙はマリー・アントワネットの子供たちの父がスウェーデン外交官であり、王ではないことを白日の下に晒した。
フランス最後の女王とスウェーデン人伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンの往復書簡を精査した、イギリスの歴史家、イヴリン・ファーの主張である。
20年続いた関係がもたらしたものは、末娘と幼い皇太子ルイ・シャルルの誕生であった。ソフィーはロイヤルカップルの4番目の子供だったが、最初の誕生日を迎える1週間前に亡くなった。一方、兄であるルイ・シャルルはフランス革命によって10歳で獄死ししている。

歴史家たちは、マリー・アントワネットの子供たちの父親に関する疑惑を常に持っていたが、ついにイヴリン・ファーが下の二人の子供が庶子であることを示す証拠を複数照合した。現時点で一番信頼できる証拠となる。
子供たちが実は庶子だったことを決定づける一連の手紙が祥子として明らかにされ、この3月に初めて出版されることとなった。タイトルは「狂おしいほどあなたを愛しています。₋マリー・アントワネット 秘密の書簡」

未だ未出版である歴史的文書と、往復書簡を参照することによって明らかにされたのは、彼らが間違いなく情熱的な関係を持っていたことと、それを耐え忍んで来た事実である。
著者イヴリン・ファーによると、子供らが庶子であることを示す一番確実な証拠は、イギリスの首相、ウィリアム・ピットと外務大臣グレンヴィル卿宛てにフェルゼンの友人が革命から亡命しようとした時に書いた手紙だ。

クインティン・クロフォードは国王一家の脱出に関与し、英国に援助を求めている。それが叶わないならば、少なくとも脱出に関して中立の立場を維持して欲しい、とも要求している。
1791年8月3日付けのその手紙にはこう書き記されている。
“私はフェルゼンを良く知っております。彼が誇り高く誠実な男であることに疑念の余地はありません。率直に申し上げると、彼は静謐で強い信念を持ち、非常に思慮深い男であります。この紳士はスウェーデン国王軍の大佐であり、女王陛下の一番のお気に入りであり、もちろん現王太子の父であるはずです。”

加えてファー氏はアントワネットとフェルゼンと彼らの友人たちの手紙を通して、彼らの逢瀬がどのように可能であったか論理的に表に表した。

「私は子供たちに関する疑惑を持っていましたが、彼らの往復書簡から、彼の私的訪問用の滞在場所、王宮での女王の居室の階上にあった彼の秘密部屋を追跡することが出来ました」とファー氏はMailOnlineに語っている。

未発掘の古文書を探すうちに、ファー氏は絡まったラブストーリーの糸を紐解いた。
彼らの情事に関する噂そのものは目新しいものではない。その熱愛ぶりと手紙中で触れられている子供らに関する示唆は、マリー・アントワネットの落ちた名誉を挽回しようと試みるフランスにとっては、正直歓迎されざるものであるだろう。
「気軽に書くようなことではないのです」と、ファー氏はルイ・シャルルの非合法な父に関して言及したクインティン・クロフォードの手紙について語っている。
また、女王とフェルゼンの仲が克明に書かれた手紙の中で、彼は参れもない情熱を表現している。マリー・アントワネットが未来のフランス国王と若干14歳で結婚した後、若い恋人たちはまだ10代の時に出合い、危険な綱渡りロマンスを20年以上もの間続けた。そして最後にはフランスの君主制を守るために彼女の敵と交渉するにまで至るのだ。
「生涯をかけてあなたを狂おしいほどにい愛します。あなた無しの幸せなどありえないのです」と彼は獄中の彼女に書いている。

二人の関係を明確に綴った多くの手紙は破壊されたか、編集されています。しかし、しかし、多数の主要な証拠はまだ残っています。

そして、マリー・アントワネットと彼女の恋人の間で交わされた手紙を、初めて完全で無削除のコレクションとして編集するためにヨーロッパ中のアーカイブを調べたファー氏は、甘えた女王ではあったけれど、困難な状況下で彼女のベストを尽くしたと信じている。
「彼女はあり得ない状況の下、14歳で結婚し、その後恋に落ちました」
とファー氏は言う。
「彼女は恋多き女性ではありませんでした。むしろ、結婚生活の中で一途に一人の男性を愛し抜きました。ただ、その相手が夫ではなかったのです」
「存命中は中傷の嵐に晒された女王ですが、後に聖女的リーダーとして名誉回復されました。彼女は献身的な母親であり、ひとりの生身の人間だったのです」

*********  以上翻訳終わり  ************


ちょっと、出歯亀臭の漂う記事だなあ、というのが正直な私の感想です。(このライター、ちゃんと本読んだのかしら?と思いたくなるのは、多分私がベルキャラに対して家族のような思い入れを持っているからだろうなあ。それにしてもひど過ぎる@オフレコ)

だからと言って、書籍までがそうとは限らないでしょうし、「ルイ・シャルルの父親は実は!!」的な部分は書籍のごく一部だけの事かも知れませんよね。

記事を読んでもらうためにセンセーショナルな部分を全面に出さざるを得ないのが現状なのかもしれないし。私はただの一ベルファンであって歴史家ではありませんから、ルイ・シャルルとソフィーの父がどちらだったかを追求するパッションはありません。

もしかしたらF伯が父かもしれないけれど、事実はやさしくオブラートに包んだままでいい、もしそうだったらそこにはどんな物語があったのか想像して楽しみたい。が本音。

で、本を買うかどうかですね。本屋さんに並んでいたら手に取ってから決めればいいけれど、何分田舎暮らしなものでこのようなマニアックは本が近場の本屋さんに並ぶかどうかわかりません。

となると…ぽちっとしてしまう可能性は大ですなあ。
2018/08/17(金) 00:44 ベルばらTOPICS 記事URL COM(0)
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